私たちはご利用者さまはもちろん、当施設とご家族さまのみなさまとの心と心のつながりも大切と考えています。同時にスタッフ一人ひとりの個性を大切に、スタッフ一同、常にいたわりの精神と業務への向上心を育み、日々業務にあたっています。業務を行う中で必要な資格を取る為の資格取得制度があります。今回は制度を利用し資格を取得した職員に聞いてみました。
介護福祉士 宮本真吾(入社 2015年5月/勤続6年/ユニットリーダー)
介護福祉士の資格を取るに当たり、手続きのやり方がよく分からなかったり、受講料がどれだけ掛かるのかと言った心配だったり、働きながらだとシフトの調整をするのに会社からの協力をどこまで得られるのかも不明な点が多く「なんだか色々と大変そう・・・」と言った印象から、以前の私は介護福祉士の資格取得に対してあまり前向きではありませんでした。
ここ数年の介護福祉士の受験者数は増加の一途を辿り、合格率も7割を超える年が続いているそうなので資格取得率は年々上がる傾向にみられるようです。こうした技術を持った人達が増えていく事で介護全体のレベルは上がり、より良い質の高いケアに繋がっていくのかもしれません。その様な技術の向上に自分も追いつかないといけない焦りもあり、スキルアップをしていく必要性を感じながらも、その反面いやなことを後回しにするような気持ちでいつかは取ってみようかなぐらいに何となく考える程度に捉えていたのかもしれません。
そんなある日、上司から介護福祉士の資格を取るよう勧められたことが、この制度を知るきっかけになりました。最初にお話を頂いた時には良い機会だと考えながらも先に述べたような不安材料が頭をよぎり、まだ受けるべきかどうかと言った迷いもあったのですが、会社から受講料を全額負担していただけるなど公的支援制度の内容を詳しく聞いているうちに「これなら私でも大丈夫かもしれないので、やらせて下さい」と返事をするに至りました。
はじめて目にする資料の案内に戸惑いながらも、分からない事には丁寧に説明をしてくださり手続きはスムーズに行われました。また不安視していたシフト面でも職場の皆様の協力もあって無理のない調整をしていただき、私はいつものように会社へ出社するだけで、全て出勤日に当てられるスクーリングを受ける日は残業をすることもなく定時で帰宅をすることが出来ました。自分のペースで普段と変わらない生活を送りながら、気が向いた日に少しだけ勉強をするような感じで仕事との両立をはかり、休日では趣味の旅行やドライブも満喫することができました。勿論、規定された週休日以外の有給休暇も自由に取れたので家族サービスも十分できたように思います。こうして皆様の温かい協力のもと、私は介護福祉士の資格を取ることが出来ました。
あぶと健生苑では今年も数人の受講生が去年の私と同じように介護福祉士の資格取得を目指しているようです。これから介護の仕事をはじめてみたけど資格の取り方がよく分からないと言った不安を抱えている方だったり、働きながら介護福祉士の資格取得を考えられている方も、私のようにこの制度を活用してプライベートも充実させながら無理なく資格取得をかんがえられてみてはいかがでしょうか。
介護福祉士 田中 大寛(2014年10月/勤続7年)
この施設に入社して三年が経ち、自分の技術向上の為に資格を取得しようと思ったところ、上司から「公的資格支援制度というものがある」と聞いて、今回この制度を利用することにしました。
この制度を利用することで安心して講義を受けることが出来ました。また講義の日は通常の勤務として扱われたため、休みの日を使うことなくしっかりと休養もでき仕事にも差し障りなかったです。また、同じ職場から職員が数名受けていたので不安など無く安心して受けることが出来ました。講義を実際に受けて現場で働いていても、自分の知らない知識や技術を知ることが出来ました。
この講義を受けて得た知識を、今後の業務に取り入れて活かしていきたいと思います。
介護福祉士 井元 直樹(2015年4月/勤続6年/ユニットリーダー)
施設で実務者研修を受けてみて、申し込みや研修の事について分からないことが沢山ありましたが、同じ施設から多数の職員が受けていたため、色々な人と相談することができ、講師が丁寧に教えて下さったこともあり、安心して研修を受けることが出来ました。また、実務者研修を普通に受けると日曜日に休みを取って行くので仕事と両立ができるか不安に思っていましたが、施設の日勤の時間帯を研修受講に当てて下さったことで、休みはしっかり休むことができ両立しやすかった。